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新着情報


令和6年度の診療報酬改定において注目される項目の一つが、ベースアップ評価料です。これは、医療関係職種などに対する賃上げを促進するために導入されました。

一般企業ではベア4.5%を超える賃上げが行われる中、医療機関では人材不足が深刻化しており、特に診療所などでは定期昇給もままならず、職員の確保に苦慮している状況があります。


厚生労働省が提示した診療報酬改定の課題の一つが賃上げであり、これまでの診療報酬には賃上げや物価高騰の要素が盛り込まれていなかったため、医療機関の経営が一層厳しくなる可能性が指摘されていました。


そこで、診療報酬改定において初めて賃上げや物価高騰、ベア(ベースアップ)などの要素が取り入れられることとなりました。

医療機関では、診療報酬が公定価格で定められているため、一般企業よりも経営状況が厳しい現状があります。そのため、ベースアップ評価料が導入されたことで、医療機関における職員の賃上げが促進されることが期待されています。


ただし、ベースアップ評価料の具体的な算定方法や対象となる職種などについては、詳細がまだ明らかにされていない部分もあります。医療機関側は、厚生労働省が提供する試算ツールを活用し、自身の医療機関の現状をしっかりと把握し、適切な対応を検討していく必要があります。


下記に厚生労働省より令和6年3月28日に発出されました、「疑義解釈資料の送付について(その1)」よりベースアップ評価料に係る部分を抜粋いたしましたのでご参考になれば幸いです。



疑義解釈
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令和3年5月に「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律」(令和3年法律第49号)が成立・公布されました。

それに伴い8月1日に岐阜県における紹介受診重点医療機関リストが公開されました

当該医療機関へは紹介状のありなしに関わらず、受診は可能ですが、紹介状がなく受診された場合は一部負担記とは別の「特別な料金」が原則必要となります。

医療機関同士の役割分担により、患者さんが適切な治療をよりスムーズに受けられるようになり、待ち時間の短縮などが期待されます。

#紹介受診重点医療機関

更新日:2023年8月8日



中央社会保険医療協議会は2日の総会で、2024年度薬価改定の施行時期を来年4月1日、診療報酬改定を6月1日とすることで了承しました。

来年4月に診療報酬改定を行う場合、2月上旬の中医協答申、3月上旬の関係告示から施行、初回請求までの期間が短く、医療機関、薬局、ベンダの業務がひっ迫し、大きな負担がかかっているのが現状です。そのため厚生労働省は、施行の時期を後ろ倒しし、負担の平準化や業務の効率化を図る必要があると判断し、この日の総会で来年度改定の6月施行を了承しました。



これまでの医療介護同時改定にかかる議論の整理
(1)地域包括ケアシステムのさらなる推進のための医療・介護・障害サービスの連携
(2)リハビリテーション・口腔・栄養
(3)要介護者等の高齢者に対応した急性期入院医療
(4)高齢者施設・障害者施設等における医療
(5)認知症
(6)人生の最終段階における医療・介護
(7)訪問看護
(8)薬剤管理


医療と介護の双方に跨るテーマについて、中医協委員と社会保障審議会・介護給付費分科会委員との間で問題点や今後の方向性などについて認識の共有がこれまで行われました。

今回の改定では物価高騰に対応できる適正水準まで引き上げあれるかも注目です。


いずれにしても、入院料を中心に実績要件を求められる報酬改定になることは続いているため、議論の動向を注視しながら地域に求められることに対応できる体制整備を進めていきましょう。


#診療報酬改定

#令和6年

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