新型コロナウイルス感染症患者に対する特例措置が終了し、令和4年度診療報酬改定により平時からの医療機関の感染防止対策を評価する加算が新設されました。
外来感染対策向上加算の新設 点数未定 患者1人につき月1回
ザックリ解説
●クリニック内で院内感染管理者を配置し、必要な感染管理を行うこと
●地域の保健医療機関又は医師会と連携し感染管理を行うこと、会議・訓練に参加すること
●感染管理マニュアルを作成し定期的に見直すこと
●職員を対象とした院内感染管理に関する研修会を年2回行うこと 等々
連携強化加算の新設 点数未定 患者1人につき月1回
ザックリ解説
●前述しました、外来感染対策向上加算算定を前提に、連携する医療機関として感染対策向
上加算1を届け出ている医療機関と連携すること。(医師会やその他の下位基準の保健医
療機関ではだめ?)
●連携した感染対策向上加算1を届け出ている医療機関に対し過去1年間に4回以上、感染
症の発生状況、抗菌薬の使用状況等について報告していること。(過去1年間の実績が要
件ということは、今後の連携の積み重ねが大切ですね)
サーベイランス強化加算の新設 点数未定 患者1人につき月1回
ザックリ解説
●地域において感染防止対策の情報を提供できる体制が整備されていること(自院だけでは
だめということ?)
●院内感染対策サーベイランス(JANIS)、感染対策連携共通プラッ トフォーム(J-
SIPHE)等、地域や全国のサーベイランスに参加していること。
外来感染対策向上加算を基礎として、連携強化加算、サーベイランス強化加算が算定できる構成となっています。3つの加算をコンプリート算定できるようにしたいですね!
新興感染症対策として実態に沿ったマニュアルの見直しが必要です。
また保健医療機関や医師会との連携が必要となりますので、今後の情報収集に努めましょう。
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