IoMTとはInternet of Medical Thingsの略で、さまざまな医療機器やデバイスをインターネットでヘルスケアのシステムとつなぎ、リアルタイムでの医療データ収集や解析を可能にする技術や概念のことです。
すでにオンライン診療をはじめとして患者さんは病院やクリニックへ行かずに自宅や仕事場にいながら医療を受けることが可能になりました(一部制限はありますが)。
ウェアラブル端末の発達により個人の生体情報をリアルタイムでデータ収集や解析が可能となり、蓄積された膨大なデータを管理することで健康管理が容易となり、健康増進や病気予防にもつなげることが可能になります。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、非接触型の診察という観点からオンライン診療の有効性が認められ地域差はあるものの一定数の医療機関まで広がりを見せました。
年齢階層別の受診者の割合をみると電話診療、オンライン診療で受診した患者さんの年齢層は約90%近くが60歳以下世代で占められています。
よって、高齢者は対面診療を希望し(端末操作ができない)、より若い年齢層は非接触での診察手段で診療を希望したことがわかります。
電話診療やオンライン診療で対応した年齢階層別の主な疾患としては上気道炎や気管支炎、発熱などで約50%を占めています。
ここで医療者側に問いかけたいことがあります。
現在の貴院の外来患者の疾患構成はどのようになっているでしょうか?
診療科にもよりますが特に小児科や耳鼻科については疾患構成が重なる傾向だと思われます。
受診者の動態が示すように、自己や保護者の判断により軽症と思われる疾患に関しては若い世代は特に「より便利な手段」により問題の解決を選択します。
セルフメディケーションの推進も重なっています。
コロナ禍で患者数が減少となっている医療機関においては、オンライン診療の導入により患者さんの受診手段(インターフェース)の確保をし、利便性を向上させることが今求められる「かかりつけ医」の役割の一つではないでしょうか?
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