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令和6年度診療報酬改定は6月1日施行で調整

更新日:2023年8月8日



中央社会保険医療協議会は2日の総会で、2024年度薬価改定の施行時期を来年4月1日、診療報酬改定を6月1日とすることで了承しました。

来年4月に診療報酬改定を行う場合、2月上旬の中医協答申、3月上旬の関係告示から施行、初回請求までの期間が短く、医療機関、薬局、ベンダの業務がひっ迫し、大きな負担がかかっているのが現状です。そのため厚生労働省は、施行の時期を後ろ倒しし、負担の平準化や業務の効率化を図る必要があると判断し、この日の総会で来年度改定の6月施行を了承しました。



これまでの医療介護同時改定にかかる議論の整理
(1)地域包括ケアシステムのさらなる推進のための医療・介護・障害サービスの連携
(2)リハビリテーション・口腔・栄養
(3)要介護者等の高齢者に対応した急性期入院医療
(4)高齢者施設・障害者施設等における医療
(5)認知症
(6)人生の最終段階における医療・介護
(7)訪問看護
(8)薬剤管理


医療と介護の双方に跨るテーマについて、中医協委員と社会保障審議会・介護給付費分科会委員との間で問題点や今後の方向性などについて認識の共有がこれまで行われました。

今回の改定では物価高騰に対応できる適正水準まで引き上げあれるかも注目です。


いずれにしても、入院料を中心に実績要件を求められる報酬改定になることは続いているため、議論の動向を注視しながら地域に求められることに対応できる体制整備を進めていきましょう。


#診療報酬改定

#令和6年

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