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新着情報


令和2年度入院医療等の調査において療養病棟入院基本料の医療区分3において「中心静脈栄養を実施している状態」が最も多かったと示しました。


前回改定において、感染症対策や薬剤耐性対策の推進の観点から下記の要件が追加されました。



〇中心静脈注射用カテーテル挿入などについて長期の栄養管理を目的として留置する場合において患者又はその家族等への説明及び他の保健医療機関に患者を紹介する際の情報提供を要件に追加。

〇中心静脈カテーテルに係る院内感染対策の指針を作成することを及び中心静脈カテーテルに係る感染症の発生状況を把握すること

〇「中心静脈栄養を実施している状態」については、毎月末に当該中心静脈栄養を必要とする状態に該当しているかを確認すること。


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中心静脈栄養の患者様に対しては、定期的な評価や情報提供が要件化されました。

次期改定に関する中間まとめの中では、長期の栄養管理目的として中心静脈栄養を留置している患者様に対し将来的に離脱を目標とした「摂食嚥下機能の評価」について必要性を提起しています。


調査データによると、下記のデータを示しています。



〇療養病棟入院中の嚥下機能評価の実施率は2割~3割程度 〇中心静脈栄養実施中患者における摂食機能障害の有無は半数程度 〇嚥下機能評価ありの方がなしと比較して抜去予定のある患者の割合が高かった。




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あくまで予想ですが、医療区分3「中心静脈栄養を実施している状態」については、定期的な嚥下機能評価の実施が要件とされ、実施していない場合は医療区分2としてランクダウンすることも考えられるのではないでしょうか?


評価未実施の療養病棟については、言語聴覚士などと相談しチーム医療で療養の質を向上させていくように準備しましょう。


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更新日:2021年9月27日

外来機能の明確化・連携について

外来機能報告は「地域の協議の場」において、外来機能の明確化・連携に向けて必要な協議を行うために下記の項目についてデータを収集します。



➀医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関
 ⇒紹介逆紹介の状況
➁地域の協議の場における外来機能の明確化・連携に向けた協議に資するもの
 ⇒医療資源を重点的に活用する外来の実施状況
 ⇒救急医療の実施状況
 ⇒外来における人材の配置状況
 ⇒高額等の医療機器・設備の保有状況


①や②においての一部はすでにNDBで、地域ごとの病院や診療所の状況は大体が把握されています。入院機能においては病床機能報告制度やDPCデータ分析により、病院独自の判断や診療報酬の建付けにより病床機能が再編されている最中です。その経験から、外来機能についても今まで病院ごとで把握されていた情報を地域ベースで把握することにより、あるべき姿について議論することが出来る状況を作る算段でしょう。


ここから予想される政策医療の動向としては、選定療養費の対象医療機関の拡大により、国民の受診経路に変化をもたらすこと。また、高度急性期病床や急性期病床の施設基準要件として「医療資源を重点的に活用する外来」を地域で基幹的に担う医療機関(紹介患者絵の外来を基本とする医療機関)が紐づけされる可能性もあるのではないでしょうか?


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では、何を基準に「医療資源を重点的に活用する外来」と「それ以外の外来」を定義づけしていくのか?


シリーズ3話にてお伝えします!



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令和4年4月からはじまる「外来機能報告制度」とは


地域における医療機関の外来機能を明確にすることで患者の流れを円滑にし、外来患者の待ち時間短縮や勤務医の外来業務の負担軽減、医師の働き方改革等につなげることを目的とするとされています。


具体的には、毎年行われる病床機能報告と同じ時期に、国が提供したナショナルデータベース(NDB)のデータを参考にして、病院や参加を希望する有床診療所が自院の外来機能を都道府県に報告する形を想定しています。


報告時に医療機関には、「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関」になるか否かの意向を聞き、それを基に地域医療構想調整会議などの協議の場で指定するかを検討していく方針です。


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自院の外来機能は地域においてどのような役割か?

何を求められているのか?

今からできる必要な再編計画は?


つづきはシリーズ2話にてお伝えします!


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